つらつらと思う事。

自分の後に何が残るのか、果たして残る物はあるのか、と言うお話です。
元々何も持ってない人間が、果たして後に何を残せると言うのか、
いや、そりゃーかなり虫が良すぎるべ?とか
そういうお話。


才能ねえ、天性ねえ、センスもなけりゃー技術もねえ、
若さもねえ、実力ねえで
ないない尽くしでここまできて、
この自分に残ってる物なんざ、
持て余すほどの我欲とそれぶん回しで動かす自分のスタイルに他ならない訳で。


欲望全開フルスロットルで
ガンガン突き進んでいかないと
日常生活さえこなせないと言う恐ろしいやり方でも、
まあ、これくらいは生きていけるものですよと。
こんな偏った性格でも、生きていけるから、安心してくださいと。
若くて、繊細な人々に言い置いていく為に。


そりゃーもう、眩しいくらい、若くて、才能がキラキラで、可能性が満タンなのに、
それでも、そんな人でも(そんな人だからこそか)
むやみに悩んで心すり減らしたりしてるのみるとね。
いかん、いかんよそんなこっちゃーと思ってしまう訳です。
もったいないよ、本当に。


だから、自分がもし、そんな人に残していける物があるとすれば、それが
「オレノイキザマミトケー」(西村しのぶ画伯談)
ってことかなと。
決して。
決してこう生きてけって事じゃないよ!?
(はっきり言って、これやんないほうがいいと思う…)
ただ、こんなでも、何とかなるって思えたら気が楽になるかなって。
その程度のお話です。


勿論、全て諦めてしまった訳ではないので、
きっとこれからも悪あがき人生は続くのです。
誰かが、どこかで、
私の作った何かを
欠片でいいからポケットに仕舞っておいてもらえるように。
それがほんの少しでも
その人の指を暖めますように。